平家の世に咲きし祈り、雅なるこころ。
  いまは昔の、その面影をたどるなり。

  記憶の水面に影ほのか、
  ともしき光は、今もなおたゆたふ。
 
  しづけさに宿る願ひ、
  時を越えて、ふたたび
  花のごとく咲きいづる。

    ときを超えて、ここに

    儚くも気高く、美と祈りに生きた平家の人びと。
    その足跡は、歴史のかなたに消えたのではなく、
    いまもどこかに、ひっそりと息づいています。

    この場所では、日々に寄り添う静かなまなざしで、
    雅(みやび)と信仰の世界をたどって参ります。

    史実の深みにふれながら
    語られぬまま遺された想いにも光を当て、
    その記憶を、確かに次代に継承していくために──。

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    このサイトを作った人

    平家の末葉。全国平家会会員。
    平家の想いと美学を未来へ紡ぐ。

    幼い頃から、気がつけばいつも平家のことばかり語っていました。
    平家にルーツを持つはずの親でさえ不思議がるほど、
    私の心は常にその世界に惹かれ続けてきました。

    安徳天皇をお祀りする赤間神宮の最初の記憶は
    御陵の前で涙を流す幼い私に、見知らぬおばあさんが
    「あなたは平家の子ね」と声をかけられたものでした。
    なぜか胸の奥で深く納得するような、不思議な感覚があったのを覚えています。

    その後も平家一門にまつわるたくさんのご縁をいただきながら歩んできました。

    平家の末葉として、失われゆく伝承を少しでも未来へ残したい。
    このサイトは、その願いを形にしたものです。
    気高くも儚い平家の人びとの美と祈りを、次代へ静かに手渡していければと願っています。

    お知らせ・更新情報(NEWS)

    ・令和7年11/12(水)
    「第1回 平家物語シンポジウム」
    ●公開講演 「平家物語と鎮魂」 – 琵琶法師の役割と目的
    ●講師 万代山大日寺(平清盛公創建 安徳天皇勅願所)住職 髙橋弘圓 師
    ●日時 令和7年11/12(水)18時〜19時30分
    ●会場 赤間神宮 龍宮殿(山口県下関市)
    ●聴講料 千円 ※事前申込制

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